STAFF
石藤
通所開始～環境に慣れるまでの利用者さんへのきめ細やかなサポートが持ち味。産休・育休から戻ると間もなく、本来の「ブルドーザー級」実行力を発揮しています。スタッフ全員が爆笑するようなボケ力も魅力の一つ。
戻ってきて感じた「はたらく」
育休に入る前と復帰した今と何か変化はありますか？
1年2カ月休みましたが特に後半は不安でした。
社会から離れているし、時間に合わせて行動するという生活ではなかったので、本当に復帰できるのかなって。
そんな時、働く時間に合わせて少しずつ通所の時間を早めている利用者さんがいたことを思い出しました。 そこで私も復帰する1カ月前から出勤再開シミュレーションして少しずつ起床時間を早くしたり、特に予定はないけれど出勤時間に合わせて家を出る練習をしていました。
長く社会から離れていた利用者さんの「社会復帰が不安」という気持ちが以前よりもちゃんと理解できるようになった気がします。
育休中は人との関わりが少なく、誰からも評価されないことで本当に自信がなくなっていましたからね。
今後の支援で活かせそうですね。
そうですね。想像ではなく、実体験を通して寄り添うことができそうです。
仕事で新たに挑戦したいことは？
新しいことを覚えるのが好きなので今までやったことないことに挑戦したいです。
例えば、パソコンは得意ではないけれど教えてもらうことは好きなので、そういったスキルも身に付けていきたいです。
働き方が変わったことで、働くことに対する考え方は変わりましたか？
コロナのこともあり、今後は自分の生活スタイルに合わせて働き方を変えていく世の中になっていくのだろうなと感じています。
働き方の一つとしてダブルワークがありますが、今は家での家事や育児も大事な仕事だと思っているので、ダブルワークをしている感覚があります。
ダブルワークのほうが両方効率よくやろうとするので結果的にうまく回っているし、家で大変なことがあったその日に仕事でいいことがあったりして心のバランスが保てているので、自分は、ダブルワークが向いているという気づきがありました。
今後家事や育児の時間が減ってきたら、その時はまた柔軟に自分に合った働き方を考えていきたいです。
コロナの影響もあり、テレワークやダブルワークなどいろんな働き方が広がっているように感じます。
柔軟な視点で利用者さんと一緒にいろんな働き方を考えていきたいと思います。
STAFF
落合
「就労準備度を確認するための実習」と「就労が見込まれる実習」の調整や同行に奔走。
ダイエットと称して小さいお弁当を嗜んでいるが、こよなく愛する「甘いお菓子」で全てが相殺されている（とスタッフは思っている）。
はたらき心地がいい職場って？
ノックス葵が何社目の勤務先になりますか?
3社目です。
転職する中で、長期就労のためには「はたらき心地」が大事だと感じています。
落合さんにとって「はたらき心地」とは?
「居心地がいい」という感覚に近いです。
ノックス葵は私にとっては「はたらき心地がいい」のですが、そのポイントは①仕事にやりがいがあること/②同僚や上司とコミュニケーションが取りやすいこと/③会社の中での自分の未来像がイメージできることです。
今あげた三つのポイントのうち、利用者さんが働く時に一番大事だと思うことはどれですか?
一番はコミュニケーションの取りやすさです。
初めての仕事はわからないことだらけで、聞かないと仕事が進んでいきません。しかし過去の職場では「これぐらい説明しなくてもわかるよね、自分でやっておいてね」という社風で、なかなか周囲に聞くことができなくて仕事が進まず、困ることが多くありました。
相談できる相手がいることは大事です。
利用者さんにはいつもコミュニケーションが大事だと伝えていますが、それは実体験に基づいています。
求人検索する時に、求人票を見ても職場の雰囲気まではわかりませんよね。
そうですね、求人票だけで雰囲気までは読み取れないので、見学や実習に参加してから入社を決めてほしいなと思っています。
特に実習は、実際に働くことになる人たちと関わることができるので、就職後のイメージがより明確にできていいですね。
ただ「コミュニケーションがとりやすい」という感じ方は人それぞれ違います。
ある利用者さんの実習先は年上の方が多い職場でした。
私が見たところ、年上の方が優しく仕事を教えてくださっていたので、いい環境だなと思ったのですが、実習後に利用者さんに感想を聞いたところ「年上の方だからプレッシャーを感じる。相談できそうにない」という感想でした。
人それぞれ「はたらき心地」は違うので、支援員の意見を押し付けることはありません。
一番大事なのは利用者さん本人の感じ方なので、それを尊重します。
ですが、「私から見て話しやすそうな方に見えたよ」という意見はちゃんと伝えて、多面的に考えていってほしいと思っています。
～自分なりの「はたらき心地」の条件が見つけられるようサポートしていきます！～
